副院長の瀬川です
ゴールデンウィークは皆さん満喫できましたか?
私は家族で王子動物園に行き、娘の好きなカピバラを見てきました。
今日はお子さんの顎の発育、食べ方についてお話しさせてください。
最近の食べ物の傾向として軟らかい食品が増加してきており
好んで軟かい食べ物を食べる機会が増えてきており、咀嚼能力の低下が見受けられます。
噛む力が育たないと奥歯ですりつぶす事が出来ないので丸呑みで食べる癖がついてしまう事があります。
噛むことは顎の発育に影響しており、早い時期に噛む事を意識した生活環境に整えてあげる事が大切です。
今回は食べるときの姿勢、噛む食材について紹介させてください。
まず姿勢ですが、土台となる足がしっかり地面についている状態で食事をとらせてあげてください。もし食事の椅子が体に合っていないくて足がつかないような時は、バスマットなどをカットして重ねて足置きにして体に合ったように調整してあげてください。
食べているときの姿勢が安定する事が大事です。
もし足がついていない状態で食事をしていると
噛む力は20%減少してしまい
噛む回数は1/4になってしまうので要注意です。
2:環境が整ったらよく噛んで食べる事が大切になってきます。
食材を選ぶポイントは硬いものよりも、柔らかくてもかみごたえのあるものがお勧めです。
食物繊維の多いひじき、切り干し大根、豆類、レンコン、ごぼう
弾力のある食材として高野豆腐、干し椎茸、こんにゃく、タコ、イカ
小魚類としてしらす、干しエビ、ジャコ、煮干しなども噛む回数を増やしてくれる食材なのでお勧めです。
和える、混ぜる事で噛む回数を増やす事も出来ます。
卵焼きに乾物類を入れるだけでも噛む回数を増やす事が出来ます。
例:
卵焼き(プレーン):39回
卵焼き(チリメンジャコ):60回
卵焼き(切干大根の煮物):64回
卵焼き(ひじきの煮物):65回
卵焼き(干しエビ):102回
子供の時期にしっかり噛む事で良い発育をしてしっかり噛めるお口になりましょう。
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