離乳食とお口の機能の関係
こんにちは。むらまつ歯科クリニック管理栄養士の長谷川です。
今回は、離乳食についてお話しします。
離乳食ってなあに?
離乳食はなぜ必要なのでしょうか。
乳児期の前半には、母乳やミルクだけで
栄養をまかなえていた赤ちゃんですが
6ヶ月を過ぎるとそれだけでは
不足する栄養素が出てきてしまいます。
そこで追加の食事をする必要があります。
この時期に
いろいろな食べ物に慣れ、
上手に食べられるように練習するもの
それが離乳食です。
しっかりとよく噛めるようになることは、
- 味覚の発達
- 肥満防止
- 言葉の発達
- 脳の発達
- 歯の病気の予防
などにつながり、お子さんの成長にとっても、よい効果をもたらします。
そんな離乳をスムーズに進めるためには、
調理形態を
赤ちゃんの口の動きの発達に合わせる
ことが大切で、
1つ1つのステップをフライングしたり
飛び越したりせずに焦らずに行うことで、
一生を通じての食べることの基礎を作ります。
そのため、月齢にとらわれることなく
一人ひとりの機能の発達段階に合わせること
が大切です。
「飲む」から「食べる」
追加の食事をするといっても、
今まで母乳やミルクを飲んでいた赤ちゃんが、
固形状の物を食べられるようになるには、
食べ物に応じた口への取り込み方や、
消化吸収をよくするための口の動かし方
などを学ぶ必要があります。
私たちがごく自然にやっている「食べる」
という行為には、
- 口に取り込む
- 唾液と混ぜ合わせる
- 飲み込む
の3つの工程があり、こういった機能を練習する時期が離乳期となります。
離乳食のステップ
- ゴックン期(5~6ヶ月頃)
- モグモグ期(7~8ヶ月頃)
- カミカミ期(9~11ヶ月頃)
- 幼児食期(12~18ヶ月頃)
離乳食のステップは大きく分けて4つあり、
それぞれにポイントがあるので
次回以降にお伝えしていきたいと思います。
お口の機能のことで心配なことがあれば
ぜひ当院まで相談にお越しください。