モグモグ期(離乳食中期)について
こんにちは。むらまつ歯科クリニックの長谷川です。
今年も残すところあと数日となりました。
今回は、離乳食のモグモグ期(7〜8ヶ月ごろ)についてお伝えします。
モグモグ期ってなにができるの?
モグモグ期と呼ばれる離乳食の中期には、
・食べ物を取り込むときのあごの動きが安定してきて、一口でぱくりと取り込む
・舌の上下運動で食べ物を上あごに押しつけてつぶす
といったことを学んでいきます。
この時期の赤ちゃんは、
左右対称にあごと頬・口角が動き、
モグモグしている様子が確認でき、
上下唇がしっかり閉じて薄く見えます。
食べさせ方のポイント
・食べ物を適当な一口の大きさにスプーンで赤ちゃんの口に運ぶ
⇨舌の前部に置く(舌でつぶしやすく、取り込みやすく)
⇨自分で取り込ませる
・2回食(午前、午後一回ずつ)
・炭水化物(ごはんなど)、たんぱく質(肉、魚など)、野菜の3つの食品グループからバランスよくそろえたい
・手の動きが活発になり始める ⇨乳児用スプーン・持ち手のあるコップを用意 ⇨やりたい気持ちを満たす
・スプーンは、初期より少し大きめのものに替えてもOK
モグモグ期のレシピ
〜野菜と鶏のカラフル粥〜
<材料>
・鶏ミンチ・・・・10g
・パプリカ、にんじん、きゅうり・・・合わせて大さじ1
・ごはん・・・・大さじ2
・だし汁・・・・100ml
- にんじん、きゅうりは皮を剥き、茹でやすい大きさに切り柔らかく茹でる。パプリカは種を取り、茹でてから薄皮をむく。
- 野菜をみじん切りにする。
- だし汁に鶏ミンチ、ごはん、野菜を加え弱火で煮て完成!
だしの効果
・赤ちゃんに最初に与えるものが味覚形成に大きく影響するため、油ではなく、だしのきいた和食を中心とした薄味を教えることは大切です💕
・だしをきかせることで、薄味の味気なさをカバーし、旬の食材そのものの味を経験させることができます。
・また、大人の半分程度の味付けにすることで、素材の味を学び、野菜嫌いの軽減にもつながります♪
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