芦屋のむらまつ歯科クリニック 院長のむらまつです。
「予防歯科」という呼び名は、今では聞きなれた言葉になりましたね。
いつくらいから、この呼び名がポピュラーになって来たのでしょう?
私が歯学部生だった、約20年前(もうそんなになるかとしみじみ・・・)はまだ、一般的でなかったような記憶があります。
歯科での予防の対象になるのは大きく2つ、
虫歯と歯周病があります。
病気にはリスクというものが必ずあって、
例えば、
「タバコを吸っていると、肺がんになる確率が増えますよ〜」みたいなもので、肺がんのリスクはタバコ、ということがわかります。
同じように虫歯と歯周病にもリスクがあるのです。
つまり、このリスクに気をつければ虫歯、歯周病になる確率は随分減るわけです。
虫歯、歯周病には各々、3つのリスクがあります。
具体的には
虫歯のリスクは
①1日の食べる回数(飲み物も含む)が多い
②フッ素の使用頻度が少ない
③磨き残しが多い
歯周病のリスクは
①磨き残しが多い
②タバコを吸う
③糖尿病の方
の3つです。
虫歯や歯周病が心配であればこの3つに気をつけてください!
つまり、私の考える ほんまもんの予防歯科は
その方の
「リスクをまず把握し、改善し、維持し続けること」
から始まるのです!
注目したいただきたいのは、虫歯のリスクで、
当然、磨き残しがダメなんでしょう!と思われるでしょうが、
一番のリスクは「食べる回数」なんです!
磨いているけど虫歯になるのよね・・・
定期的に歯医者に行くけど、虫歯が次々できるのよね・・・
みたいなことを聞くことがしばしばありますが、
今の乾燥の時期、のど飴など舐めませんか?
ペットボトルで一気の飲むのではなく、ちびちび飲んでいませんか?
お口にものを入れるたびに、酸が発生し、歯を溶かしているのです。
なので、料理人の方で、味見を頻繁にするお仕事の方は、よく磨いていても、定期的に虫歯になることを良く見かけます。
逆に、歯周病は
1番のリスクである、
磨き残しを少なくすることで、大きくリスクを減らせます。
何事も1番のリスクを制するのが大切です。
当院では虫歯のリスクが高い方には「食習慣の記録」とってもらい、
歯周病のリスクの高い方には「磨き残し指数」を見てもらっています。
さあ、あなたも
ほんまもんの予防歯科を実践し、
永く、健康な歯で輝く人生を送りましょう!
むらまつ歯科クリニック
0797-26-1081